写真NO.56060027
中間駅:昭和56年7月6日
中間は、明治二十四年(1891)、筑豊本線が若松~直方間で開通したときに誕生した駅で、かつては大正鉱業中鶴坑の石炭積出しや香月線からの石炭車の集結駅としてにぎわった。石炭産業の衰退後、通勤線として見直されつつある筑豊本線だが、この駅も中間市の近郊住宅地を控えて、北九州市小倉方面への通勤客が多い。中間と鹿児島本線黒崎駅を結ぶ、かつての貨物用の短絡線がいまその通勤客を運んでいる
「小学館 国鉄全線 各駅停車10 九州720駅より引用」
写真NO.57490031
新手駅:昭和58年1月24日
香月線は、筑豊本線中間から香月まで三・五キロ、典型的な盲腸線である。明治四十一年(1908)の開通以来、石炭列車のピストン運送で新手まで三線並ぶ活気のあった線路は、炭鉱の閉山とともに閑散とした赤字線になってしまった。
新手は無人駅、近くのスーパーマーケットで乗車券を販売している。 明治四十五年一月に開業して以来石炭搬出で活況を呈したが、二面あったホームもいまは片面使用で上下線兼用になっている。池をはさんでホームの向かい側に旧ホームの跡が見える。駅のまわりは近代的な住宅群。それでいて乗降客数が少ないのは、筑豊電鉄、西鉄バスという二つの発達した交通網のためである。これは岩崎、香月についても同様である。
「小学館 国鉄全線 各駅停車11 九州720駅より引用」
写真NO.57490024
岩崎駅:昭和58年1月24日
岩崎は、明治四十一年に貨物駅として開業、昭和九年(1912)に旅客の取り扱いを開始した。
大正元年(1912)に岩崎駅から鉄橋を渡って約六00メートルの地点に楠橋駅が石炭専用貨物駅として開設されたが、その楠橋は、大正八年に岩崎駅に併合された。
「小学館 国鉄全線 各駅停車11 九州720駅より引用」
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