写真NO.58560003
遠賀川駅:昭和56年8月5日
遠賀川は、川の名をとって駅名とした。ここは遠賀町に属する。かつては、河口の芦屋まで芦屋線がわかれていた。事実上、芦屋に基地を置いた米軍の専用線で、遠賀川駅には、東京~佐世保間の連合軍専用急行列車が停車した。このあたりは、まだ都会化の波があまりおしよせてはいない。
「小学館 国鉄全線 各駅停車10 九州720駅より引用」
写真NO.58040014
古月駅:昭和58年2月10日
室木線は明治四十一年(1908)六月に開通した典型的な石炭輸送線で、昭和三十年代なかばまでは石炭輸送が活発であったが、いまは通勤、通学客が中心である。
遠賀川駅の三番線を出た列車は鹿児島本線を右にわかち古月につく。
ホームには信号用の梃子があり、いまでも使用している。構内には数本の側線があるが、貨物の取り扱いは、一日約二十トン程度で、石炭積出し全盛期の何十分の一にすぎず活気は感じられない。
駅の狭い玄関口に掲げられた「千客万来」の看板が何かを叫ぼうと
しているかのようだ。
「小学館 国鉄全線 各駅停車11 九州720駅より引用」
写真NO.58570030
鞍手駅:昭和56年8月1日
鞍手は明治四十一年の開業時のままの駅舎で、寺のように屋根が大きく、軒下が広い。近年駅の周辺に住宅団地がふえてきたが、バスの便がよいため、駅の利用客数に変化はない。室木線沿線には多くの古墳群が点在しているが、有名な古月横穴は駅の北1.7キロにある。
「小学館 国鉄全線 各駅停車11 九州720駅より引用」
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